お笑いコンビ・ペナルティのワッキーさんが、中咽頭がんの治療から4年が経過した現在の状況を告白しました。2020年の発症以来、放射線治療と抗がん剤治療を経て、がんそのものは克服したものの、深刻な後遺症に悩まされ続けています。
かつては大の麺類好きで、特にラーメンをこよなく愛していたワッキーさんですが、現在は味覚障害により、好物だった食べ物の味すら十分に感じられない状況が続いているといいます。
そんな中でも、35年来の付き合いである相方・ヒデさんの支えと、温かい観客の声援を励みに、新たな芸風での活動を模索しています。
2024年現在のワッキーはどのような状態なのか
2020年に中咽頭がんを患ったワッキーさんは、2024年現在も後遺症との闘いを続けています。特に深刻なのは味覚障害で、以前の5割程度しか味を感じられない状態が続いています。
かつて大好物だったラーメンの味もほとんど分からなくなり、現在は濃い味のつけ麺を好んで食べているといいます。また、唾液の分泌量が3割程度まで減少し、喋りづらさや大声を出すことの困難さなど、お笑い芸人としての活動にも影響が出ています。
現在の活動状況
2024年現在もワッキーさんはYouTubeチャンネルなどで活動を続けており、ユーモアあふれる投稿や動画配信でファンとの交流を大切にしています。
舞台への出演も続けており、「ルミネ the よしもと」などで短時間ながらもパフォーマンスを披露しています。ただし、以前ほど頻繁には出演しておらず、自身の体調と相談しながら無理せず活動している状況です
がん発覚からの経緯はどのように進んだのか
2020年、首の左側にしこりを発見したことがきっかけでした。1週間でしこりが2つに増え、大学病院で検査を受けたところ、当初は原発不明がんと診断されました。その後、がん専門病院でのセカンドオピニオンにより、中咽頭がんと判明しました。
がん治療後の後遺症とは?
ワッキーさんは、がん治療による後遺症として「唾液分泌の減少」と「味覚障害」に悩まされています。唾液は通常の人の約3割しか出ず、これによって喉が乾燥しやすくなり、大声を出すことが難しい状態です。
舞台やテレビ出演時には、常に水を持ち歩きながら喉を潤す必要があると語っています。また、味覚も5割から6割程度しか感じられないため、食事の際には味が薄く感じたり、特定の食べ物の味がわからなくなることがあります
味覚障害と食生活への影響
特に味覚障害については、ワッキーさん自身も強く感じているようで、大好きだったラーメンの味が以前ほど楽しめなくなったと明かしています。
つけ麺など濃い味付けの食べ物はまだ比較的味を感じられるようですが、それでも完全に元通りにはなっていないとのことです。医師からも「味覚が100%戻ることは難しい」と言われており、今後も完全な回復は期待できない状況です
唾液不足による影響
唾液分泌不足による影響は、特に彼の職業であるお笑い芸人としての活動に大きな制約を与えています。長時間話すことや、大声でギャグを披露することが困難になり、舞台では10分程度が限界だと述べています。
そのため、現在は喉を酷使しないよう配慮しながら活動しており、水分補給を頻繁に行うことでなんとか乗り切っている状況です。
後遺症との付き合い方
ワッキーさんは、このような後遺症と向き合いながらも前向きに生活しています。彼自身、「まだまだやれることはたくさんある」と意欲的であり、新たな芸風や活動スタイルを模索中です。
これまでのような激しい動きや大声でのギャグではなく、より落ち着いたキャラクターで活動していくことも視野に入れているとのことです
家族や仲間からの支え
ワッキーさんは闘病生活中、家族や芸人仲間から多くの支えを受けてきました。特に妻や子供たちには病気のことを伝える際、大きな不安を抱えていたものの、家族は彼を温かく受け入れ、その支えが彼にとって大きな力となったと語っています。
また、多くの芸人仲間からも励ましのメッセージやサポートを受け、その存在が彼の復帰へのモチベーションとなったようです
相方ヒデとの絆はどのように深まったのか
35年来の付き合いとなる相方のヒデさんは、闘病中も変わらぬ支援を続けてきました。「待っているから。大丈夫だから」という言葉で、ワッキーさんの復帰への焦りを和らげ、精神的な支えとなっています。
2021年3月のYouTube復帰動画撮影時には、普段クールなヒデさんが涙を見せる場面もあり、その絆の深さを物語っています。
舞台復帰後の活動はどうなっているのか
2023年6月、約1年2か月ぶりにルミネtheよしもとの舞台に復帰を果たしました。観客からは「おかえり!」という温かい拍手で迎えられ、ネタ合わせなしでも息の合ったコントを披露しました。
今後の展望はどのようなものか
以前のような激しいパフォーマンスは控えめになりましたが、「おじさんワッキー」として新たなキャラクター作りに挑戦しています。完全な回復は難しいものの、体調と相談しながら、無理のない範囲で活動を継続する方針です。
まとめ
ワッキーさんは2020年に中咽頭がんを患い、その後治療によって命を取り留めましたが、現在も後遺症と戦いながら生活しています。
唾液分泌不足や味覚障害という深刻な影響にもかかわらず、彼は前向きに新たな挑戦を続けています。家族や仲間たちから支えられながら、自身の限界と向き合いつつも、お笑い芸人としてファンに笑顔を届ける姿勢は変わりません。
今後も彼の活躍には注目されており、その姿勢から多くの人々が勇気づけられることでしょう。
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