歌手・俳優として知られる加山雄三さん。その息子である加山徹さんも俳優として活躍しています。
今回は、加山徹さんの俳優としての歩みと、父・加山雄三さんとの関係について詳しく見ていきます。
加山徹さんはどのような経歴の持ち主?
加山徹さんは、加山雄三さんと元女優の松本めぐみさんの次男として生まれました。
俳優としてのキャリアをスタートさせた当初は、「山下徹大」という芸名で活動していました。19歳でデビューし、以来数々のドラマや映画に出演してきました。
主な出演作には、『踊る大捜査線』(フジテレビ系)、『プライド』(フジテレビ系)、『相棒』(テレビ朝日系)などがあります。演技派俳優として評価され、着実にキャリアを積み重ねてきました。
なぜ「加山」姓を名乗ることにしたのか?
加山徹さんが「加山」姓を名乗るようになったのは2019年1月からです。この改名には深い理由がありました。
当初、加山雄三の息子であることを隠したいという思いから「山下徹大」という芸名を使用していました。これには、父親の力を借りずに自分の実力だけで成功したいという強い意志がありました。
しかし、俳優としての経験を積むにつれ、父親への尊敬の念が強くなっていきました。そして、加山雄三さんが体調を崩し、寝たきりになった際に、家族で懸命に看病した結果、わずか1週間でコンサートを開けるまでに回復したことに深く感銘を受けました。
この出来事をきっかけに、2018年に父親に「加山姓を名乗っていいか?」と提案。そして2019年から「加山徹」として活動を再開しました。
加山雄三さんとの親子関係はどうなのか?
加山徹さんは、父・加山雄三さんを誰よりも尊敬し、大好きな存在だと話しています。しかし、その関係は常に順風満帆だったわけではありません。
加山雄三さん自身も、子育てについて「協力なんか全然してない。自分でオーディション受けろ、自分で事務所見つけろ、やりたかったら自分でやれ」と語っています。これは、子供たちに自立心を持たせ、実力で成功してほしいという思いからでした。
加山徹さんも、加山雄三の息子であることで感じたプレッシャーや、時には「父親の存在が邪魔だ」と感じたこともあったそうです。しかし、そういった経験を乗り越えて、現在の強い絆が築かれたのです。
加山徹さんの今後の活動は?
加山徹さんは、毎年2・3本のドラマや芝居に出演しているそうです。父の名を継ぐ決意をした今、さらなる飛躍が期待されます。
加山雄三さんの息子として、そして一人の俳優として、加山徹さんの今後の活躍に注目が集まっています。父親の偉大さを感じながらも、自身の実力で道を切り開いていく姿勢は、多くの人々に感銘を与えることでしょう。
コメント