初代タイガーマスク・佐山聡さんの息子、佐山聖斗さんのRIZINデビューが突如消滅。その裏には、道場閉鎖という予期せぬ事態が隠されていました。
しかし、格闘技の世界を諦めたわけではありません。父の遺産を守りつつ、新たな形で格闘技界に貢献しようとする佐山聖斗さん。
タイガーマスクの遺伝子を受け継ぐ彼が選んだ意外な道とは?そして、父から受け継いだ驚異の身体能力と格闘技哲学は、どのように活かされているのか?格闘技ファン必見の、新世代格闘家の挑戦が今、始まります。
佐山聡の息子はなぜRIZINデビューを断念したのか?
佐山聡さんの息子である佐山聖斗さんは、2021年の大晦日RIZINのリングに登場し、2022年7月大会での格闘家デビューが発表されていました。しかし、その後音沙汰がなく、デビューは自然消滅状態となってしまいました。
佐山聖斗さんは、デビュー断念の理由について、「所属していた道場(佐山道場)が無くなってしまい、契約を道場で結んでいたので一度白紙になっている状況です」と語っています。佐山道場の閉鎖により、RIZINとの契約も白紙に戻ってしまったのです。
また、佐山聖斗さんは現在、格闘技の練習を週1回か2回程度のキックボクシングしかできていない状況だと明かしています。これは、プロの格闘家としてデビューするには十分な練習量とは言えません。
さらに、佐山聖斗さんは「父親がやってることを伝えたいという部分が大きかったので、それがもし今道場がなくて叶わないのであればあんまりそこを目標にしてはいない」と述べており、格闘家としてのデビューよりも、父親の思想や技術を伝える別の方法を模索している様子がうかがえます。
佐山聡の息子はどのような経歴の持ち主なのか?
佐山聖斗さんは、1990年9月10日生まれの東京都出身で、身長は179cmです。佐山聡さんと嫁との間に生まれた一人息子です。
佐山聖斗さんは、中学時代にバスケットボールを始め、東海大学バスケ部の時代には神奈川県の最優秀選手に選ばれるほどの有力選手でした。身長は179cmとバスケット選手としては高くはありませんでしたが、父親の佐山聡さんから受け継いだ高い身体能力で注目されていました。
大学卒業後は、外資系の広告代理店に就職しながら、東京都江東区のプロバスケットボールチーム「江東フェニックス」に所属してバスケットボールを続けていました。
2020年に佐山聡さんが総合格闘技の「佐山道場」を新たに立ち上げると、佐山聖斗さんはそれをサポートすべく会社を辞めて入門しました。格闘家としてデビューすべくトレーニングを始め、2021年大晦日のRIZINのリングに登場して2022年7月の大会で総合格闘家としてデビューする予定でした。
しかし、トレーニング中の怪我や佐山道場の閉鎖により、格闘家デビューの話は流れてしまいました。
佐山聡の息子は現在どのような活動をしているのか?
佐山聖斗さんは、格闘家デビューの話が流れた後も、格闘技と関わりのある活動を続けています。
まず、佐山聖斗さんは「初代タイガーマスクネットワーク株式会社」を設立しました。これは、初代タイガーマスクのライセンス管理会社です。この会社を通じて、父親である佐山聡さんの遺産を管理し、その精神を次世代に伝える活動を行っています。
また、佐山聖斗さんはK-1の武尊選手とともに「7代目タイガーマスクプロジェクト」を発足させました。このプロジェクトは、初代タイガーマスクの精神を受け継ぎ、新たな形で格闘技界に貢献することを目指しています。
さらに、佐山聖斗さんは格闘技に関連するイベントやトークショーにも積極的に参加しています。例えば、父親である佐山聡さんについて語るトークショーを開催したり、格闘技をテーマにしたマンガ「ケンガンアシュラ」の作者とコラボレーションしたりしています。
これらの活動を通じて、佐山聖斗さんは格闘技界との関わりを保ちつつ、父親の遺産を守り、新たな形で格闘技の発展に貢献しようとしています。
佐山聡の息子は将来どのようなキャリアを目指しているのか?
佐山聖斗さんは、格闘家としてのデビューは一旦断念したものの、格闘技界との関わりを完全に絶つつもりはないようです。
佐山聖斗さんは、「父親が持っていた総合格闘技の考えやロジックとか、精神性であったりとかは今も勉強させていただいている」と述べており、父親の思想や技術を学び続けています。そして、「それを次に伝えられる媒体みたいな部分がずっと目標」だと語っています。
この言葉から、佐山聖斗さんは必ずしもリングに立つ格闘家を目指しているわけではなく、父親の思想や技術を次世代に伝える役割を担いたいと考えていることがわかります。
また、佐山聖斗さんは「道場も自分の方で作ったりとかも考えてます」と述べており、将来的には自身で道場を開く可能性も示唆しています。これは、父親の佐山道場の精神を引き継ぎ、新たな形で格闘技の普及と発展に貢献する方法の一つかもしれません。
さらに、「初代タイガーマスクネットワーク株式会社」の経営者としての活動も、佐山聖斗さんの重要なキャリアの一つとなっています。この会社を通じて、タイガーマスクのブランド価値を維持し、新たなビジネス展開を図ることも、彼の将来のキャリアの一部となるでしょう。
佐山聡の息子は父親の影響をどのように受けているのか?
佐山聖斗さんは、父親である佐山聡さんから多大な影響を受けています。
まず、身体能力の面では、佐山聡さんの遺伝子を受け継いでいることが明らかです。バスケットボール選手時代には、身長が高くない中でも高い身体能力を発揮し、注目を集めました。これは、佐山聡さんの驚異的な身体能力を受け継いだ結果と言えるでしょう。
精神面でも、佐山聡さんの影響は大きいようです。佐山聖斗さんは、父親の格闘技に対する考え方やロジック、精神性を学び続けていると語っています。これは、単に技術だけでなく、格闘技に対する哲学や生き方までも父親から学んでいることを示しています。
また、佐山聖斗さんは父親の遺産を守り、次世代に伝えることを自身の使命と考えているようです。「初代タイガーマスクネットワーク株式会社」の設立や「7代目タイガーマスクプロジェクト」の発足は、その表れと言えるでしょう。
さらに、佐山聖斗さんは父親について「格闘家というよりは研究家」だったと語っています。この言葉は、佐山聡さんが単に強い選手であっただけでなく、格闘技を深く研究し、新しい技術や思想を生み出す人物だったことを示しています。佐山聖斗さんも、この研究者としての側面を受け継ぎ、格闘技の発展に貢献しようとしているのかもしれません。
まとめ
佐山聡さんの息子である佐山聖斗さんは、RIZINでの格闘家デビューを断念したものの、格闘技界との関わりを続けています。佐山道場の閉鎖や練習環境の変化により、リングに立つ格闘家としての道は一旦閉ざされましたが、佐山聖斗さんは父親の遺産を守り、新たな形で格闘技界に貢献する道を模索しています。
「初代タイガーマスクネットワーク株式会社」の設立や「7代目タイガーマスクプロジェクト」の発足など、佐山聖斗さんの活動は多岐にわたります。これらの活動を通じて、佐山聡さんの思想や技術を次世代に伝えることを目指しています。
佐山聖斗さんは、父親から受け継いだ高い身体能力と格闘技に対する深い理解を持ちながら、必ずしもリングに立つ格闘家を目指すのではなく、格闘技の発展に貢献する別の道を探っているようです。将来的には自身で道場を開く可能性も示唆しており、父親の精神を引き継ぎつつ、新たな形で格闘技界に貢献していく姿勢が見られます。
佐山聖斗さんの今後の活動は、格闘技ファンだけでなく、多くの人々の注目を集めることでしょう。初代タイガーマスクの遺伝子を受け継ぐ彼が、どのような形で格闘技界に新風を吹き込むのか、その展開が楽しみです。
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