衝撃の事実が判明 家系ラーメンの帝王 吉村実の現在とは 移転迫る吉村家の行方と72歳の創業者が明かす驚きの生活

その他

横浜発祥の家系ラーメンといえば、今や全国区の人気を誇る一大ジャンルとなっています。その源流となる「家系総本山 吉村家」の創業者である吉村実さんは、家系ラーメンの生みの親として多くのラーメンファンから敬愛されています。

今回は、そんな吉村実さんの現在の様子や、気になる吉村家の移転情報、さらには知られざる私生活についてまで迫ります。

吉村実の現在はどうなっているのか?

吉村実さんは現在72歳(2025年3月時点)で、家系ラーメンの総本山「吉村家」の会長を務めています。

2024年12月に開催された「Takumen Ramen Awards 2024」の授賞式では、「家系総本山 ラーメン吉村家」が「店主が選ぶラーメン部門」で「PLATINUM」に選ばれ、吉村さんも登壇されました。

その際、吉村さんは「ただ今紹介されました家系総本山当主・吉村実でございます。この中では年齢がやっぱりもう80近いんで、最後の上がりかなと思っておりますが、きょうこういう席に呼ばれまして、本当に感無量でございます」と述べており、現在も第一線で活躍していることがうかがえます。

吉村さんは自身のことを「運が良い方」と表現しており、72歳という年齢にもかかわらず、入院したことも風邪を引いたこともないという驚異的な健康体です。「気を張っている人は風邪を引かない」と語る吉村さんは、50年近く風邪知らずの生活を送っているそうです。

また、吉村さんは「72歳の身体じゃない」と自負するほどの健康体で、鉄板のような腹筋を持っています。これは特別な運動をしているわけではなく、日々の仕事を通じてインナーマッスルが鍛えられているためだと考えられます。毎朝8時半頃に八百屋さんへ行き、荷物の積み下ろしを手伝うなど、日常的に体を動かしていることも健康の秘訣かもしれません。

吉村家の移転はいつどこへ行くのか?

家系ラーメンファンの間で噂になっている「吉村家の移転」について、吉村さんは明確な回答を示しています。現在の店舗は2025年までの契約となっており、移転は契約終了後の3年後(記事執筆時点では数ヶ月後)に予定されているとのことです。

移転先の候補としては、桜木町の「ぴおシティ」が挙げられています。この場所は、神奈川大学の新キャンパスがみなとみらいにできることもあり、近隣のお店やお客さんのことを考えると良い立地だと吉村さんは考えているようです。ただし、同じ場所には「すみれ」や「一蘭」といった有名ラーメン店もあるため、「ケンカはしたくない」と冗談交じりに語っています。

また、横浜駅にも候補地があったそうですが、「吉村家が来ると混雑しちゃうから」という理由で両サイドの店舗からNGが出たとのことです。これに対して丁重なお詫びがあったと吉村さんは明かしています。

もし「ぴおシティ」に移転が決まれば、地下2階になるため、雨や炎天下の日でも安心して並べるというメリットがあります。吉村さんは「運が良い方」と自称しており、新しい移転先でも良い運気を使いたいと考えているようです。

吉村実の私生活はどのようなものか?

吉村実さんの私生活は、一般的な成功者のイメージとは大きく異なります。吉村さんは会社に泊まっているため、家からお店に通うことを40年間していないそうです。35歳くらいから店でゴザを敷いて寝る生活を続けており、最初は奥様も不満を持っていたようですが、現在では「逆に今の方がいいわぁ」と言われるほど、お互いの生活スタイルが確立されているようです。

お金の管理は奥様に一任しており、吉村さん自身は年金16万円とアルバイト代の8万円で生活しています。役員報酬は受け取っておらず、「そういうしみったれた感覚はない」と語っています。4つの会社を持っているため経費はいくらでも使えるそうですが、「何も使うことがない」と言い、税理士から「社長、これは使わないともったいないですよ」と言われても気にしていません。

吉村さんは「自分でお金は使わないし税務署にも出さない。みんな寄付しちゃう」と語り、困っている人への支援が一番良いと考えています。時計も携帯も高級車も持たず、車は軽自動車を使用しているそうです。「高いブランド物買う前に心磨け!」という言葉からは、物質的な豊かさよりも精神的な豊かさを重視する吉村さんの価値観がうかがえます。

趣味は20年続けている犬ぞりで、奥様も子どもも寒いためついてこないそうです。また、株取引も趣味の一つとして挙げています。意外なことに、ゴルフはしたことがなく、飲み屋に行っても「仕事が面白い」という理由で特に興味を示さないそうです。

吉村実の食生活と好みのラーメンは?

ラーメンの帝王とも言える吉村実さんですが、自身が美味しいと感じるラーメン店についても語っています。最近食べた美味しいものとして、野毛にある「萬福」さんのラーメン(480円)を挙げており、「値段との折り合い」を重視していることがわかります。

また、コンビニのコロッケも好きだそうで、その他にも中区麦田町の「奇珍」、小田原の「味の大西」、伊勢佐木町の「ラーメン二郎」、「太源」なども訪れているとのこと。中華街の永楽製麺の麺も「うまかった」と評価しています。

一方で、弟子以外の”家系”と呼ばれるラーメンは基本的に食べないそうです。特に「缶詰のスープは食べない」と明言しており、富山の「はじめ家」は例外的に食べたと語っています。

缶詰のスープについては、「一口食べたら分かる」と言い、サービスエリアなどで提供されるものでも美味しいと認めつつも、「コクがない」と指摘しています。「本当に自分のところで作ってたら、いつも一緒の味なんて有り得ねぇ」という言葉からは、手作りの味の変化を当然のものとして受け入れつつ、その変化を最小限に抑える技術の重要性を説いています。

吉村さんは保存料が入った食品について「美味しい、口に慣れている」としながらも、「体が要求しない」と述べ、人間の体は保存料などが少ないものを本能的に求めると考えているようです。

吉村実の結婚生活と家族関係はどうなっているのか?

吉村実さんは23歳で結婚し、現在は約50年の結婚生活を送っています。「女の人はいらない、僕は家内ひとりで十分」と語り、「チャラチャラしてないし、お金の信頼感もあるし、離婚しようなんて思ったこともない」と強い信頼関係を築いていることがうかがえます。

吉村さんは奥様のことを「同志」と表現し、「尊敬している」と語っています。吉村家がここまで成功した理由の一つとして、奥様が毎日手作りの食事を一食必ず作ってくれたことを挙げており、もう一食はラーメンとライスで済ませていたそうです。

奥様のあだ名は「あんみつ姫」で、「ぼーっとしている」ことが由来ではないかと冗談交じりに語っています。吉村さんは奥様と月に1回は旅行に行くことを習慣にしており、2025年の正月は秋田に行ったそうです。

ただ、普段はあまり長時間一緒にいる機会がないため、旅行中は「ノイローゼになっちゃって」と笑いながら話しています。寝息も気になるほど「生活観のズレ」を感じたそうですが、奥様が気を利かせて別の部屋に移ってくれたおかげでぐっすり眠れたとのエピソードも披露しています。

吉村さんは60歳まで旅行したことがなかったため、「見るもの全部が新しい」と喜び、「死ぬまでに今まで見たことないことをできたらいいな」と今後の人生に対する希望を語っています。

吉村実の今後の展望と家系ラーメンの未来は?

吉村実さんは72歳という年齢もあり、「表に出るのは今年いっぱい」と語っています。「あんまりしゃしゃり出たくねぇんだ、喋ってる暇があるなら寝てた方が楽だしな」という言葉からは、第一線から少し身を引きたいという思いがうかがえます。

しかし、最後に一回、講演会を開催したいという希望も持っています。対象を家系ラーメン店だけにするか、ラーメン店全般にするかは未定ですが、「売れなくて困っている人がいっぱいいる。だから何かヒントになることを残したい」という言葉からは、後進への思いやりが感じられます。

吉村さんの言葉には、”本物の家系ラーメンの味”を守り続けたいという強い意志が込められています。家系ラーメンの未来は今、分岐点にあるのかもしれません。吉村さんの想いがラーメンファンや”家系ラーメン”と名のつくラーメン店に届くことが、家系ラーメンの伝統を守る鍵となるでしょう。

また、吉村さんは自身の生き方についても「60歳になって花が咲いた」と振り返り、若い頃から計画的に生きてきたことを明かしています。60歳を定年と考え、それまでに借金を返済することを目標にしていたそうです。

吉村さんの人生哲学は「運は運だけじゃねぇよ。努力してんだよ」という言葉に集約されています。運の良さを認めつつも、それだけに頼らず努力を続けることの大切さを説いています。

まとめ

家系ラーメンの生みの親である吉村実さんの現在についてご紹介しました。72歳という年齢ながら驚異的な健康体を維持し、家系総本山「吉村家」の会長として今も第一線で活躍しています。

2025年には現在の店舗の契約が切れるため、移転を予定しており、桜木町の「ぴおシティ」が有力候補となっています。移転後も変わらぬ味を提供し続けることが、多くのファンの願いでしょう。

私生活では質素な生活を送り、物質的な豊かさよりも精神的な豊かさを重視する姿勢が印象的です。年金とアルバイト代だけで生活し、役員報酬も受け取らず、困っている人への寄付を優先するという姿勢からは、成功者としての謙虚さが感じられます。

約50年の結婚生活を送る奥様との関係も良好で、「同志」として尊敬していることが伝わってきます。60歳を過ぎてから旅行や飲み歩きなどの楽しみを見つけ、充実した人生を送っている様子がうかがえます。

今後は表に出る機会を減らしていく意向ですが、最後に講演会を開催して後進にヒントを残したいという思いを持っています。吉村さんの「運は運だけじゃねぇよ。努力してんだよ」という言葉は、家系ラーメンの成功だけでなく、人生の成功にも通じる普遍的な真理を含んでいるのではないでしょうか。

家系ラーメンファンにとって、吉村実さんの存在は単なるラーメン店の創業者以上の意味を持っています。その生き方や価値観は、多くの人に影響を与え続けることでしょう。

 

Follow me!

コメント

error: Content is protected !!
PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました